Rubyスクリプトの実行方法 for Windows

森下功啓製作所 ONLINE

[2014/2/13] 情報を更新しました。


1. Rubyの実行環境を整えよう

Rubyスクリプトを実行する環境を整備しましょう。 WindowsマシンでRubyを実行する方法はいくつかあるみたいですが、私はActive Rubyを使っています。 これは「はじめてのRubyプログラミング」(山本団著) に紹介されているお手軽な実行環境です。 Rubyに関する書籍は沢山ありますが、初心者の私には最も分かり易い本でした。 Macではソースコードファイルをダブルクリックすれば実行されるらしいので、以下ではWindowsでの実行方法を解説します。

実行環境をインストールするために、まずActive Rubyから「Ruby-2.1.0-p0」(2014/2/13現在)をダウンロードします。 ダウンロードが終わったら、ファイルをダブルクリックしてインストールします。 インストール後、デスクトップにRubyを実行するためのアイコンが出来ていますので、このプロパティを開いて作業フォルダ欄を削除します。 これで、このショートカットを開いたカレントディレクトリがデフォルトのディレクトリ(作業フォルダ)となります。

作業フォルダの変更
図1 1.8.7バージョンのショートカットのプロパティから作業フォルダの変更を行っている様子



2. スクリプトを実行する

では、図2に示すプログラム(ダウンロード)を実行してみましょう。

テストプログラム
図2 テストプログラムの内容

コンソールを立ち上げた後、[ruby hoge.rb]と入力してエンターキーを押します。 すると「Hollow Horld.」と表示されます。 プログラムの実行はこんなに簡単なのです。

プログラムの実行
図3 実行結果

ちなみに、プログラム名に続けて文字を入力するとそれは引数と認識されます。 例えば、[ruby hoge.rb 16 "test 2.txt" brdc123.10n]と入力すると、文字列配列として{[16] [test 2.txt] [brdc123.10n]}が受け取られます。 また、
k = ARGV[0].to_i
とすれば、kに"16"が数値化されて代入されます。


3. Ruby2.xへのバージョンアップにおける注意

Rubyは2013年の春にメジャーバージョンアップとなり、2.0となりました。 それに伴い、ソースコードの標準文字コードがUTF8になっています。 Ruby1.x時代に作りためたソースコードに日本語が入っている場合、2.x系の環境でそのまま使うことはできません。 FileCode Checkerなどのツールを使って文字コードをUTF8へ変更して下さい。

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