GPSロボットカーとは

防大のマシン

GPSロボットカーとは、カーナビゲーションにも使われるGPS受信機と各種航法センサーや 障害物検出センサーなどの組み合わせで構成される自立走行するロボットカーです。 日本国内では、測位航法学会が主催するGPSロボットカーコンテスト1)や ニューテクノロジー振興財団が主催するつくばチャレンジという2つの大会が行われています。 前者は、予め定められたポイントをロボットカーが到達する数と時間を競います。 後者は街中および室内を走行するロボットを目指しています。 そのため、つくばチャレンジの方が技術的にも資金的にも難易度が高く設定されています。

本サイトでは、私が過去にエントリーしたGPSロボットカーコンテストの様子やロボット製作についてまとめています。

蛇足

2004年当時、米国のDARPAが主催した砂漠を無人で疾走するグランドチャレンジに強い衝撃を受けました2)。 当時、NHKが特集を組んで放映したのを今でも覚えています。 この大会の2年目にはいくつかのチームが完走を果たし、都市内での無人走行であるアーバンチャレンジへと駒を進めました。 米軍は航空・陸上ロボットの戦場への投入を推し進めていますが、この大会はその車両版開発への重要なマイルストーンでした。 測位航法学会のGPSロボットカーコンテストは別に軍事とは全く関係ない、純粋にロボット作って楽しむスポーティな技術大会です。 願わくばイスラエルの作ったキルゾーンの様な応用がなされませんよーに。

2006年GPSロボットカー学生コンテストで優勝した防衛大学校のロボットカー

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1)GPSロボットカーコンテストは、2007年までは日本航海学会GPS/GNSS研究会が主催しており、「GPSロボットカー学生コンテスト」が正式名称でした。 2009年からは測位航法学会へ主体が移りました。また、同時に一般参加も有りとなっています。
2)グランドチャレンジについて、 Wikipediaのリンクはこちら。 DARPAのサイトはこちら

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